個人の資産と負債を把握する。バランスシートとは?投資に必要な考え方
家計簿をつけて「収入ー支出=プラス」は出来るようになりました。
次は何をすればよいのでしょうか?
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次は自分の持っている全資産を把握しましょう。
これを表にしたものを貸借対照表もしくはバランスシートと呼びます。
会社の経営状態を見るのに使われていますが、個人の表も作れます。
バランスシートは資産、負債、純資産からなります。
資産には何があるのでしょうか?
現金の他に・・・家、土地、車、株辺りが該当します。
家や土地はすぐに数値化できないので、まあ資産として持っているんだなくらいの認識で大丈夫です。
負債とは何があるのでしょうか?
住宅ローンや、車のローンです。つまり借金ですね。
資産から負債を引いたものを純資産といいますが、純資産がプラスにならない方はすぐにでも家計の立て直しが必要です。
自分の持っているものをすべてお金に換えても、借金のほうが多いということですから。
借金が無ければ資産=純資産です。
これを把握しておくと何が良いのでしょうか。
投資を行うときは現金と投資に使うお金のバランスを知っておかなければなりません。
持っているお金をすべて投資に使ってしまうと、投資が失敗したときにすべてを失ってしまう可能性があります。
投資には失敗がつきものですから、すべてを失ってしまうと立ち直ることが出来ません。しかし投資に使うお金が少なすぎても、稼げる額というのはそれ相応に少なくなってしまいます。
なので、自分の持っている資産を把握しておくことはとても大切なことなのです。
バランスが重要です。
どれくらいがいいのかは、一概には言えませんが、投資に使う金額は資産の20%~30%程度が良いのではないかと思っています。
もちろん投資は自己責任ですので、資産の70%を投資に使ったとしてもそれは自由です。ただ、リスクがあるというだけなのです。
家計簿をつける意味。手取り20万で年に100万円貯金するには。
家計簿はつけているだけでは意味がありません。
家計簿によって貯蓄ができる体質に変えていくことが本筋です。
まずは、どこにお金を使っているのか把握するところから始めましょう。
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支出は固定費と変動費に分かれます。
固定費はすぐには減らせない住宅費や水道光熱費、通信費や駐車場代など毎月決まった額を支払っているもの。
変動費は食費や交際費など自分である程度コントロールできるもの。
家計改善でよく言われているのが、固定費を減らすというものです。
すぐには減らせないが、一度減らしてしまえばそれほど苦も無く支出を減らせます。
ただ、減らせるといってもせいぜい住宅費と通信費くらいだと思っています。
住宅費は引っ越しが大変でそもそもお金が少ない時は引っ越しするのが厳しいですから、大きくは減らせるものの先行投資が必要でしょう。
通信費は割と簡単で、ドコモ、AU、ソフトバンクの3大キャリアを使っているなら、格安スマホに乗り換えることで年間の支出は半分以下になります。
変動費では、やはり交際費でしょうか。
飲み会が月に3回あるなら1回減らすとか、少々の我慢は必要です。
もちろん何もかも我慢ではストレスが溜まると思いますので、メリハリをつけて支出することが必要になってきます。
例を挙げてみましょう
手取りが20万の独身の場合
住宅費 50000
水道光熱費 12000
食費 25000
交際費 25000
車両費 12000
日用品費 6000
通信費 8000
保険 5000
合計 143000
このくらいの出費であれば月に5万円程度は貯金可能です。
年間60万円の貯金とボーナスから40万円貯金に回せれば、100万円達成です!
住宅費ですが手取りの30%以下が良いでしょう。とにかく一番大きい出費なため、少し減るだけでも年で考えれば大きく節約できます。
水道光熱費はほぼ削れないので、無駄に使用していなければ、これくらいかもう少し多いくらいになると思います。
食費はなるべく自炊をすることで抑えることが出来ますが、作るのに労力がかかるためお金と時間とのトレードになります。なるべく休みの日に多く作って冷蔵、冷凍など工夫すれば食費を抑えることは可能です。
交際費はなにかを我慢するしかないですね。
通信費は上でも書きましたが、格安スマホに乗り換えることで年としては結構減らせます。今ならahamoとか楽天モバイルとかありますので検討してみるのは良いでしょう。
保険を5000円で計上していますが、独身ではほぼいらないので0にしてしまってよいでしょう。
貯金をしていくためには、とにかく計画的にお金を使うことです。毎月のことなので突発的な支出もあることでしょう。しかし前月多く使ってしまったなら、今月はちょっと抑えようとか強い意志を持たないと、貯金はできません。
お金に余裕ができればいろいろな選択肢が生まれます。
ぜひ、ゆとりのある人生設計のためにも貯金をしていきましょう~。
お金に困っているなら、まずは生活を改めよ!
これからの時代は投資?
いえいえ、それは違います。
お金に困っているならば、まずは生活態度を改めることが必要です!
投資はそれからです。
なぜお金に困っているのでしょうか?
それは収入を超える支出があるからです。
要するに使いすぎということですね。もちろん収入が少ないということもあるでしょう。しかし基本的には、収入に対して支出が多すぎることが問題なのです。
まずは1ヶ月家計簿をつけるところから始めます。
えーめんどう。という声が聞えてきそうですが、何に使っているのかを把握できなければ、安いものに飛びつくという節約しかできません。
家計簿はノートでも、ルーズリーフでもかまいません。パソコンがある方はエクセル等でも良いです。
項目は
住宅費、食費、水道光熱費、医療費、車両費、通信費、日用品費、交際費、保険、税金、おこづかい、借金の返済
くらいに分けます。必要ならもう少し項目を分けても良いです。いずれにせよ、自分の使いやすいように項目を作ります。
各項目の説明
住宅費:アパートなら家賃、マンションならローンの返済額
食費:食に関する費用
水道光熱費:電気、水道、ガスの費用
医療費:診療にかかった費用、薬代
車両費:車のローン、ガソリン代、駐車場費用、車の保険代(月割り)
通信費:携帯代、インターネット代
日用品費:トイレットペーパーやシャンプー等、日用品の購入代金。家電や家具もここ
交際費:飲み会費用や外食(外食は一人や、家族の場合外食費で項目を分けても良い)デート費用、旅行、レジャー、ギャンブル等
税金:車の税金に払ったお金や、固定資産税等
おこづかい:趣味等に使う費用
借金の返済:返済がある人のみ返済額
娯楽や、美容などに関する費用は交際費に含めても良いですし、別に項目を作っても良いです。
これでおおよそ何にお金を使っているのか把握できましたね。
支出が収入を超えている場合はどこかを削ります。
いち早く削れるのは、交際費、おこづかいです。
継続的に減らすには住宅費、通信費、保険を見直すことで、最初は手間がかかっても、結果的に家計を大きく改善することが可能です。
まずは「収入ー支出=プラス」を目指しましょう!
6月のFX投資まとめ
6月のFX投資まとめ。
6月は月初めこそ下がったものの、5月の上下から抜け出しほぼ上昇トレンドを維持。
1ドル111円半ばまでドル高へ。
アメリカの経済が好調なのもあり、ドルが買われました。
ワクチンでコロナ禍が収まれば日本の経済活動も再開することになりますが、ワクチンの供給がきちんとされるのか、その辺りも為替に影響しそうです。